コロナ禍の2021年に育児休職と頂いた際に社内誌向けに書いたのを見つけたので掲載してみます。
今もそうですが、男性が育児休職を1年近くとるのは中々なかったので、これから男性で育児休職を取ろうとしている人がいたら参考になればうれしいです。
2021年の1月31日に第4子が産まれたタイミングで育児休職を頂きました。これまで3人の子が産まれた時は、私ではなく妻が育児休職をとり、その都度、仕事のキャリアが中断してしまったので、今回は私が休職し妻には出産休暇後、仕事をしてもらうこととしました。
これまで、3人の子供をそれなりに育児していたつもりだったので、ある程度の感覚は持っていたつもりでしたが、実際に育児に専念してみると、毎日、本当に慌ただしく想像以上に大変でした。
授乳をさせて寝かせることができない私は雨の日に子供の機嫌が悪いと散歩に行くこともできない(車に乗ると泣く子でした。4人目で初めてでした・・)ため、延々と抱っこをし続ける必要があります。
その中で当然、食事や洗濯、掃除などの家事はこなさないといけないので、妻が仕事から帰ってきてくれて子供の世話を代わってくれると本当にホッとするとともに感謝の気持ちが湧きました。そして、同時にこれまでの自分自身の反省も芽生えました。
私自身休職するまでは、育児の合間に家事とかをして、余暇を作り、育児オンリーではない生活を夢見たのですが、実際には赤ちゃんは予定通りには動いてくれずほとんどスケジュール通りにはいきませんでした。
かといって幼稚園のお迎えの時間や夕食の時間は待ってくれませんでしたので、平日は特に時間に追われているといった感じでした。
一例で一日のよくあるスケジュールを記載してみました。あまり特別な一日ではなく、よくある一日といった感じです。あの頃はお酒を飲んでしまうと翌日のパフォーマンスが落ちてしまうのでイヤだという気持ちがありました(今思えば、育児を中心にすることにプレッシャーを感じていたかもしれません。)
逆に休職をしてよかった点は、これまでは子供の成長を点でしか捉えられていなかったのが線となってみる事ができた点です。寝返りやつかまり立ちなどを何度も失敗してもめげずに頑張っている姿を見ると、自分の子供ながら尊敬の念すらうまれました。また、上の兄姉達とも毎日接することができ、日々の成長を感じる事ができたのもありがたかったです。
育児休職中は、育児に専念させてもらえるありがたみを感じる一方、すべての出来事が家の周りで完結してしまうため、世界が小さくなった(子供しか見えない世界)と感じることもありました。
今、復職させて頂き仕事をしていると、会社に出て社会の一員として働ける事のありがたみを感じる事もできました。これは自分の中で正直想定していなかった育児休職を終えての感想です。
私のように男性で1年近く育児休職をとるケースは少ないと思います。育児休職を取得することは、すべての人にお勧めできるものではないかもしれませんが、今後、育児をしようとしている方は、相手と話し合って悔いのない選択をして頂けばと思います。
- 5:00 起床 ここから1時間が唯一自分の好きに使える時間
- 6:00 タイマーで洗濯した衣類が出来上がるのでそれを干す。同時に水筒や弁当などの学校の準備。(時間があれば、昼ご飯・夕ご飯の準備)
- 7:00 家族が起きてくるので、朝食の補助及び宿題等の確認。
- 8:30 下の子を連れて幼稚園の送迎。
- 9:30 布団干しや掃除。下の子が散歩中に寝ていなかったら対応しながら行う。
- 10:00 まだ寝ていたら昼食と夕食を合わせて作る。起きていたら、散歩したりしながら寝かすことに全力を尽くしながら家事を行っていく。一日で結構ここがキーとなる感じ。
- 13:00 妻が昼休憩に帰ってくるので一緒に昼食。ここで一息。
- 14:00~17:00 幼稚園や習い事の送迎をしながら、学校からのお便りを確認したり勉強の補助を行う。
- 17:00 夕食の準備。午前中に夕食がある程度できていたら一息つける感じ。
- 18:30 習い事の送迎後、夕食
- 18:45 夕食。残念ながら平日はお酒を飲む余裕がない・・・(休職前よりもお酒の量は減りました・・・)
- 19:30 夕食の後片付け。お風呂対応。
- 20:30 団らん及び就寝。